おなか脂肪は、内臓まわりに中性脂肪(内臓脂肪)が過剰に溜まっている状態です。その内臓脂肪を増やす元が、ビールに含まれる糖質!です。ビールは日本酒同様に糖質が多いので、ビール業界は早くからその点に着目し、”糖質〇〇%オフ”ビールを販売してきました。
そして2021年、ついに”糖質ゼロ”のビールが登場しました。今回ご紹介する【キリン一番搾り糖質0】と【糖質0パーフェクトサントリービール】は、おなか脂肪が気になる人だけでなく、糖尿病の人も安心して飲んで頂けるビールです。
【キリン】一番搾り糖質0
日本発の糖質ゼロビールということで、糖質制限実践者も早々にトライしていましたが、味の評価は今ひとつでした。苦味はありますが、キレがなく雑味が口の中に残ります。発泡酒ビールを飲んでいる感じです。ちょっと残念。ただ、アルコール分はサントリーよりも低いです。
栄養成分 【1本/350mlあたり】
エネルギー:80.5kcal、たんぱく質:0.35g、脂質:0g、炭水化物:2.1g(糖質:0g、食物繊維:0~1.4g)、食塩相当量:0g アルコール分 4%
【サントリー】糖質0パーフェクトサントリービール
キリンより少し遅れて発売されました。糖質ゼロビールの期待感が薄れていた所に、これは予想外!糖質ゼロとは思えない美味しさでした。
【糖質制限実践レポート File No.2】減量だけでなくアレルギー性鼻炎も治ってしまった! の山中純一さんは、こんな感想をメールで送ってくれました。
小麦のコク感が薄いかわりに、雑味が減ってクリアな感じ。発泡酒のようにアルコール感が前に出てこず、ボディはしっかりしていますね。ラガータイプがビールと思う人には物足らないけれど、スーパードライに馴染んでいる人には、違和感なく受け入れられる味です。糖質制限していないウチの奥さんも、結構イケると言ってました。
栄養成分 【1本/350mlあたり】
エネルギー:112kcal、たんぱく質:0.35~1.05g、脂質:0g、炭水化物:0.28g(糖質:0g、食物繊維:0~1.4g)、食塩相当量:0g アルコール分 5.5%
おなか脂肪の原因は糖質
そもそも、なぜビールでおなかの脂肪が増えるのでしょうか?
ビールにも含まれている糖質を摂ると血糖値は上がり、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。しかし、インスリンは余った糖質を中性脂肪として体内に蓄える働きもします。インスリンが「太るホルモン」とも呼ばれているのはそのためです。
例えば、夕食に普通の糖質の多いビールや食事を摂りそのまま寝てしまえば、インスリンはせっせと中性脂肪を蓄えていきます。これが太る原因です。
さて、中性脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪に分けられます。内臓脂肪(おなか脂肪)は、たまりやすいですが、減らしやすい特徴があります。つまり、おなか脂肪体型(ビール腹体型)の人は、糖質を控えれば太る回路がストップして、逆に内臓脂肪をエネルギー源として利用する回路になり、確実に痩せていきます。
やっぱり糖質ゼロビールは低糖料理で!
糖質ゼロビールだけでは、血糖値を上げないのでおなか脂肪は増えませんが、糖質の多い料理をいっしょに食べていたら、おなか脂肪体型とはサヨナラできません。先日、九州の糖質制限推奨派医師が「サントリーの糖質ゼロビールに糖質の多いおつまみが付いていた!?」とつぶやいていました。
ビールを飲む時に選びそうな商品をピックアップしてみました。NG食品は糖質の多いモノなので控えて欲しいです。
糖質量を参考にして下さい
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