2018年、糖質制限はかなり広く知れ渡るようになった。しかし、減量したいけど、ごはんやパンは止められないので実践は無理という人も多い。
健康長寿が言われている昨今、医療の進歩があったとしても、糖質過多の食生活は健康寿命を短くしている要因の一つだ。そこで、今年こそ糖質依存症やメタボリックシンドロームに向けて「Good bye for good!(永遠にさようなら~)」と言って欲しい。
これらの症状になっていませんか?
以下の項目に当てはまる人は、糖質過多の食事が原因の一つだ。
- 太っている
- 血圧が高い
- お昼を食べた後ねむくなる
- 目覚めが悪い
- いつもだるい
- 気分の落ち込みが多い
- いつもイライラしている
- ニキビ、肌荒れ、アトピーがひどい
- 二日酔いになりやすい
- 冷え性
あなたの食事は糖質ばかり?
次に、あなたの食事をチェックしてみよう。以下のリストはすべて糖質の多い食事(食品)だ。
主食のごはんを1日3食しっかり食べると糖質量は165g=角砂糖41.2個分を摂取していることになる。さらに糖質の多い主食・副食を摂ると、1日の糖質摂取量は300gを簡単に超える≑角砂糖75個分に相当する!恐ろしい糖質量だ。
朝 食
- ごはん
- イモ類や根菜のおかず
- みりん干しや粕漬けの魚
- 味つけの缶詰
- 佃煮
- 玄米や雑穀パンを含むパン類
- シリアル
- バナナを含むくだもの類(ただしアボガドやブルーベリーは低糖質)
- アミノ酸ドリンク、野菜ジュース、くだものジュース、
- ハチミツやくだもの入りのスムージー
昼 食
- パン、サンドイッチ
- ハンバーガー、フライドポテト
- おにぎり、弁当
- カップ麺、蕎麦、うどん、ラーメン、焼きそば、春雨麺(女子向き)
- パスタ、リゾット、ピッツァ
- カレーライス、丼物、定食
- 糖質3点セット:ラーメン+チャーハン+餃子
- 糖質2点セット:カップラーメン+おにぎり、うどん+いなり寿司orおにぎりorかやくごはん(関西圏に多い)
夕 食
- ごはん類(白米、玄米、炊き込みごはん、おかゆ、焼きめし、リゾットなど)
- 寿司
- ジャガイモ使用のおかず(肉じゃが、コロッケ、ポテトサラダなど)
- 里芋などイモ類のおかず
- レンコンやゴボウなど根菜類のおかず(きんぴら、ゴボウサラダなど)
- マカロニサラダ
- 麺類(ラーメン、うどん、蕎麦、パスタなど)
- ピッツァ
- たこ焼き
- デザートのスィーツやくだもの
- ビール、日本酒、甘いワインやスピリッツ
間 食
- 和菓子
- スィーツ
- せんべい、あられ
- スナック菓子
- 飴
- 焼きいも
- たこ焼き
- 甘い飲み物
まずは1週間スーパー糖質制限にチャレンジ!
上記の症状と食事に身に覚えのある人は、今年こそ食生活を見直しては如何だろうか。
糖質制限は、いつもより少しだけ糖質を控えるプチ糖質制限より、効果がすぐに実感できる スーパー糖質制限1週間チャレンジをお奨めする。効果を実感すると「もう少し続けてみよう」と思うようになる。
スーパー糖質制限では、男性は体重がウソのように落ちてくる。特にお腹周りの脂肪(内臓脂肪)がドンドン減ってくる。1ヶ月で5kg前後の減量は普通だ。一方、皮下脂肪の多い女性の場合は1ヶ月2kg前後と男性に比べてスローな効果だ。特に閉経前の女性はすぐに痩せない人もいる。
減量は男女差や閉経前後による違いがあるが、爽快な目覚め、食後の眠気がなくなる効果はすぐに実感できると思う。糖質で起こるイライラやウツ気味状態、冷え性なども改善する。
さらに糖質制限を続けていると疲れ知らずになる。女性は肌の調子も良くなりアンチエイジングにはもってこいだ。
”動物性“の脂質とタンパク質はたっぷり摂る!
糖質制限を実践するにあたり、注意点がある!
筋肉量を減らさないために、脂質代謝をスムーズにするために、“動物性”脂質とタンパク質をせっせと食べてほしい。
ダイエット慣れしている女性の場合、糖質制限を始めると、なぜか豆腐、納豆、豆乳、皮なし鶏肉、野菜などの低カロリー的な食事になる。筆者は、カロリー制限的な発想の糖質制限により痩せたが肌のハリやツヤが悪くなった女性を何人も見ている。
肉類(鶏肉よりヘム鉄が摂れる牛肉、豚肉、レバーはお奨め)、魚介類(牡蠣はお奨め)、卵、チーズ、ナッツ類、バター、マヨネーズ、オリーブオイルなどがお奨めの食品だ。
イタリアでも低糖人が出現
昨年末、イタリア在住の友人が帰国したので久しぶりに会った。
日本では昼食、夕食ともに接待でごはんや麺を食べる機会が多く、食後いつも眠気に襲われていたそうだ。「眠気の原因はごはんや麺の糖質!美味しいだろうけど鍋料理のシメおかゆも糖質がいっぱい」と告げた。イタリアでの食事は野菜か少量のパスタが多いそうなので、もっと肉類を食べてほしいことも伝えた。
空港から「低糖人になります!」と決意メールが届いた。
年が明け「今年は低糖元年です。先週ヘルスメーターを買って体重を毎日測っています。1週間で2kg減りました」と嬉しい年賀メールが届いた。
糖質を控えることは健康維持に大切だが、何を選んで食べるかは自分自身が決めることだ!結果(成果)は自分に返ることなのだから。
さて、あなたの2019年は?
以下の記事を是非参考にして欲しい。
◎糖尿病の血糖値コントロール以外の効果がわかる⇒ 糖質制限を知ろう - 糖質制限推進派医師監修
◎糖質量がチェックできる⇒ 【改訂版】糖質の多い食品少ない食品
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