「ただいま糖質制限実践中」第一弾は、Pocorin公開前から糖質制限をはじめた神戸在住の山添ご夫妻(実名)の経過状況を、愛猫モリゾウが報告してくれました。
愛猫モリゾウの心配をよそに無頓着な夫婦
身長170cm、体重97kgのメタボの山ちゃんは、ご主人様というより僕の相棒。身体を動かすことが嫌いだから、いつもポコンとしたおなかを出して僕とゴロゴロしている。糖尿病なのに寝る前にあんみつを食べるのが好きで、僕は相棒の身体が心配だ
ズー子は、山ちゃんと自分の体型を気にしているわりには、二人とも減量や食事を見直すことをしない。ごはん党のズー子は、朝1杯、昼2杯、晩1,2杯を食べる。五分つき米に玄米を混ぜたごはんを食べていると、僕に自慢するけど、ごはんを食べすぎだニャ~
山ちゃん、血糖値306!HbA1c10.6%!中性脂肪190!
ところがさ、今年(2015年)6月はじめ頃から、山ちゃんが「入浴中に身体がしんどいねん」と時々言うんだ。それから突然食べられなくなり、特に炭水化物を全く受けつけなくなっちゃった。
あわてて6/22日、病院で検査を受けたら、血糖値306、HbA1c10.6%、中性脂肪190という基準値をかなり上回っていたから、のんきな山ちゃんもやっと食生活を変える決意をしてくれて、僕も少しだけホッ!
ズー子も、糖尿病の食事療法と二人の減量のため「糖質制限を夫婦でやってみよう」と、その晩からごはんを控えはじめた。
二人の糖質制限
今まで、山ちゃんは、ごはんを朝・昼・晩と1杯ずつ食べ、おまけに夜食と称してあんパンやらあんみつをパクついていた。
それが、1日2食と決めて、朝自宅でコーヒーだけ飲み、喫茶店でモーニングを食べている。午後4時頃にごはん1杯とおかずを食べて、夜食は完全にやめた。
えらいニャ!山ちゃん
ズー子も、一杯分のごはんを「1日分」と決めた。中学生の子供がいるから、豆腐、野菜、魚、肉などのおかずは用意して、ズー子の夕食は、おかず主体のごはん抜き。
「食の楽しみを奪うことなく食事療法を続けられる体制づくり」を目指し、パン類が好きな山ちゃんのために、低糖質の大豆粉とおから粉をそごう神戸店新館地下1Fにある『富澤商店』で見つけ、食感を良くするための小麦粉を少しだけ加えたオリジナル粉で焼いたホットケーキは、家族のお気に入りの一品になっている。
ダイニングテーブルには、いつも近所のローソンで買う低糖質パンが置いてある。
心理的要因の気配り
山ちゃんの食事療法は今回がはじめてじゃないんだ。
5年前、スポーツジムに通いダイエットに挑み10kg減量に成功。その時はズー子に言われ「やらされている」という反発心があって、いやいや減量に取り組んで痩せたけど、結局リバウンドしちゃった。
ズー子は、その時の反省から今回は一切何も言わず「本人の意志」を尊重しているんだって。特に男性は、自分でやろうと決めて、それをまわりが何気なく支えることが、大切なポイントだって。猫には人間の心理がわからないけど。
モリゾウも驚いた糖質制限2週間後の効果
山ちゃんの7/6日検査結果に、僕もびっくり。
体重90kg(↓)、血糖値152(↓)、中性脂肪104(↓)、HbA1c ※検査なし
糖質制限をはじめてわずか二週間たらずで、血糖値は半分の数値になって、中性脂肪は86減少。体重も7kg落ちて、色つやも良くてさ、声のトーンまではつらつしている。
ズー子は、日に日に痩せていくご主人に負けたくない一心で、夜ごはんを全く食べない食生活が普通になり、5kg減量に成功。味覚にも変化が起こり、甘さや塩からさを強く感じるって。
お寿司のシャリは、ダブル糖質だ。
体調が良くなってきた山ちゃん、好物のお寿司やあんみつを、隠れて食べていたのを僕は何度も見てしまった。
お寿司のシャリは、砂糖がたっぷり入った酢をごはんにかけるから「ダブル糖質」なのに・・・
8/10日の検査結果は、体重87kg(↓)、HbA1c8.5%(↓)、血糖値177(↑)、中性脂肪215(↑)
体重とHbA1cこそ下がったけど、血糖値は上がって、中性脂肪は糖質制限をはじめる前より高くなっている。
「余りに短期間で痩せて、数値も良くなって、食べられるようになったから、つい気がゆるんだねん」と僕につぶやいたってさ。油断は禁物ニャ~!
”快感”を味わっている毎日
今回は数値が悪かったけど、山ちゃんは、毎朝ぶかぶかになったズボンを、僕に嬉しそうに見せる。相棒が痩せたから僕も少しダイエットしようかな。
ズー子は、最初1ヶ月はかなりストイックな糖質制限を行ったせいで一気に痩せ、その後は、ゆるやかな糖質制限で体重はなだらかに落ち、2ヶ月で7kg減量。お腹まわりの肉はつかめなくなった。僕は、プヨプヨしたおなかの上が好きだったけど。
二人とも、効果がポンと出た“快感”を味わってしまったから、どうやら糖質制限を続けられるみたいだ。
つづきをまた知らせるね。
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